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設立趣旨と目的

  長岡技術科学大学では、回転ドアやエレベータ、列車脱線転覆事故など重大事故の頻発などにより日本の安全神話の崩壊が叫ばれている状況に鑑み、これまでの日本が目指してきた高信頼性・高品質ならびに安全教育による安全確保には限界があり、故障や操作ミスを完全に避けることは難しいことから、事前にあらゆる事象を想定し、そのリスクを許容可能なレベルに低減し安全を確保する、「国際標準の安全確保手法=システム安全」の導入が必須であると考え、2006年4月より専門職大学院「システム安全専攻」を開設しています。

  一方、原子力分野では、日本のみならず世界的にも技術者不足が深刻化しており、原子力人材育成事業が国の政策として継続的に実施されている状況にあります。2011年7月のIAEA閣僚会議における日本政府の報告書でも、「また、今回の事故の収束に留まらず、中長期的な原子力安全の取り組みを確実に進めるため、原子力安全や原子力防災に係る人材の育成が極めて重要である。」と強調されています。

  本学では、原子力の安全確保のためには、原子力分野にも「システム安全」の考え方を取り入れるべきとの立場から、2008年より文科省原子力コア人材育成事業の支援を受け、原子力システム安全工学教育プログラムの検討を行ってきました。この検討してきた原子力システム安全工学教育プログラムに基づき、国際標準の安全の考え方を原子力分野に適用した新たな原子力安全に対応できる人材育成を行うため、2012年4月より大学院工学研究科修士課程・原子力システム安全工学専攻を開設することになりました。

  本原子力システム安全工学専攻では、高等専門学校本科・専攻科を含め学部レベルで培った機械、電気電子・情報、材料、建設、生物などの基盤工学分野の専門知識を基盤とし、その上にシステム安全及び原子力工学の専門知識を身に付けるとともに、住民等との技術コミュニケーションを促進しうるスキルを備え、さらにグローバルに活躍できる実践的原子力人材の育成を目指します。